爽やかな秋、家族と一緒に初めての漢江散歩

2024年9月29日日曜日

2024年の秋がやってきた。

9月中旬までは昼間は真夏のようにとても暑かったが、雨が降った後は涼しくなり、気がつけばすっかり秋らしい天気に変わっていた。出勤の際には雲一つない空と青々とした木々を見ながら、いつ時間を作って妻と子供と一緒に汉江を散歩しようかと考えるようになった。

気がつけば子供も生まれてから100日に近づき、新生児の柔らかさは薄れてきて体に筋肉がついてきた。今では首をしっかり支え、私や妻をじっと見ながら、少しずつ可愛らしくおしゃべりをし表情もかなり豊かになった。 '色も認識できるというので、外の世界を見せてあげたら情緒や発達に良いのではないか?'と考えながら、主に家の中で子供を育てている妻も、天気が良い時期に一緒に軽く散歩できたらいいなと思った。

退勤後、早めの夕食時間に漢江へ散歩に行く準備をしようとしたら、思ったより準備することが多かった。まず、子供が目を覚ました直後のタイミングで散歩の準備をする必要があり、外でお腹が空いたと泣くかもしれないので、外出前に授乳をしておむつも替えておいた。そして、粉ミルクポットに入れた水を摂氏65度まで温め、粉ミルク用保温ボトルに入れ、空の哺乳瓶も一つ持って行った。 赤ちゃん用のハンカチとウェットティッシュをバックパックに入れ、手袋と靴下、帽子を含めて子供に服を着せた。抱っこ紐を装着し子供を抱いて、やっと散歩に出かける準備が整った。

そうして準備を整え外に出ると、空には夕日が沈みかかっていた。このまま漢江に行けば景色が最高だろうという感じ。 幸いにも子供は外の雰囲気が気に入ったのか好奇心旺盛な目で周りを見てまわっていて、何より泣かなかったのが幸いだった。 妻と私は子供を見て一息つき、近くのカフェで夕食用のサンドイッチとコーヒーを買って漢江へ向かった。

漢江に到着すると、天気が涼しくなったせいか、散歩や運動をしに来た人たちが多かった。子供は漢江まで来る間にたくさんの情報を目にして疲れたのか、いつの間にか腕の中で眠っていて、私は妻と漢江沿いを歩きながら久しぶりにデートしている気分を味わった。 あれこれ話しながら漢江沿いを歩いていると、いつの間にか日が暮れてきて、私たちは近くの階段で場所を取り、夕食をとる準備をした。

適当な場所で席を取りサンドイッチを一口かじった時、子供が目を覚ました。その瞬間、私たちは子供が空腹を訴えるだろうと直感し、食べていたサンドイッチを下ろし、保温ボトルと哺乳瓶を取り出して粉ミルクを授乳する準備をした。 子供は粉ミルクを飲み、私たちは交替でサンドイッチを食べ、こうして子供が生まれてから初めて家族全員でアウトドアで一緒に食事をする日になった。

家に帰って抱っこ紐を外すと、疲れがどっと押し寄せてきたが、万一にも子供が風邪を引かないか心配で、急いで入浴準備をして粉ミルクを飲ませた後、子供を寝かせた。そしてようやく一息つけた。妻も私も非常に疲れた日だったが、美しい景色を見て初めての漢江散歩が成功したので心は満たされた。

子供にとってこの日はどんな一日だったのだろうか?記憶は残らないだろうが、家の外の世界が美しかったというその感じを心に刻んでくれたら嬉しい。